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ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピー Oct 05, 2021

一般的にヒプノセラピーとは、ヒプノセラピストがクライアントを催眠状態に誘導して、その個人の無意識部分に働きかける手法のことです。クライアントが望むポジティブな変化を促す効果的な手法の一つとして知られています。ヒプノシス(催眠)現象とは、何か特別な状態のことのように思えるかもしれません。実際には、1日の内に誰でも経験している日常茶飯事に起こり得る意識状態の一つです。例えば、高速などで車を運転中にボーッとしていて高速の出口を見逃したり、あるいは考え事をしていてあっという間に気がついたら職場に到着していたりの経験などがそれに当たります。このような場合は、軽い催眠・トランス状態に落ち入っていると言えます。ですから、誰でもヒプノシスを経験することは可能です。

ヒプノセラピーとは意識(健在意識)と無意識(潜在意識)の概念を根底に、催眠状態下でクライアントの無意識部分に働きかけますが、意識とはあくまでも抽象的な概念なのでわかりづらいかもしれません。そこで、日本ホリスティックアカデミーの村井氏は、意識の代わりに記憶の概念を使ってヒプノセラピーを説明しています。暗示を使って、脳に記憶を植え込んでいく方法で、短期記憶の植え込みから始まり、反復練習を通してその短期記憶を長期記憶化するプロセスである。あるいは、すでに長期記憶化された特定の記憶(例:ネガティブ思考)を新たな記憶(例:ポジティブ思考)に書き換えるプロセスでもある、としています。ですから、以上の視点から、クライアントが望む肯定的な変化をサポート・実現していくお手伝いだとお考えください。

 次回は、ヒプノセラピーの対象者や効果について、具体的な説明をしていきます。基本的にヒプノセラピーは健常者を対象とします。しかし、通院中あるいは投薬を受けている方でも、医師や臨床心理士等からの紹介状(referral)があれば、対応可能となります。セッションを希望する場合、まずは主治医に相談して見ると良いでしょう。

 By Dr. Saori